贖罪の奏鳴曲 - EPS 1
- 2021
- T1
- 0
- Japan
上奥富運動公園を越えた先、入間川の堤防で30代前半と思われる全裸の男の死体が発見された。身体中に傷と打撲跡が刻まれており一見リンチを受けたかのようにも見えたが、パートナーの古手川和也と共に現場で死体を目にした埼玉県警捜査一課の渡瀬は、早々にこれが水死体であることを見抜き、また、左の掌中央に不自然な小円形の赤い窪みがあることに気づく。捜査本部が設置された狭山署で記者クラブに対して会見が開かれたところ、参加していた埼玉日報社会部記者の尾上善二の発言により、死体の身元がフリーの記者?加賀谷竜次であることがわかる。彼は強請りの常習者として有名であり、最近は保険金のために夫?彰一の人工呼吸器を止めて殺害したのではないかと騒がれている東條美津子の事件に関心を寄せていたらしい。そして監察医の光崎の報告により、左の掌にあった窪みは電流紋というものだと判明する。それは感電死するくらいの電流が一気にそこに流れたことを意味していた。 渡瀬は古手川と共に「東條製材所」を訪れる。美津子本人は現在拘留中だが、一人息子の幹也がオートメーション化された製材所で変わらず仕事を続けていた。そしてそこで、美津子の裁判を担
Favouris
Share
- 日付 : 10-08-2021